とあるロングドライブの帰り道 以前から応急処置を繰り返して、腐ってぶらぶらのマフラー(限界ともいう)が、車体のどこかに干渉して、ごんごん音がする・・・ 気になって何度か車を止めて下を覗き込む。「たぶん空き缶と煙突用耐熱テープでさつまいもみたいになっているリアアクセルの辺りだろう」と、素人診断。排気もれで今度の車検で引っ掛かりそうだし、ちゃんとなおさなくちゃだよなぁと思いつつ。家路を急ぐ。 で、とある田舎のSAでちょっとトイレ休憩。車を降りてふと下を見ると、「なんですかこの黒いしみは」それは水たまりでもこびり付いたガムでもなく「が。ガソリン・・・」 どうやらごんごんと言っていたのは、樹脂製のガソリンタンクがマフラーさんから熱烈アタックを受けていた音だったようで、ついにその熱心さに負けてカミングアウトした結果、高速道路上に危険物を巻くということになったのでした・・・ とにかく、手近にあった緊急電話(今時懐かしいような受話器がついてる)で、道路公団とJAFに出動要請。間もなくキイロの車と青のトランポが到着。 しかし、こんな嫌な飛び込み修理のルノー車を見てくれる工場はあるのか?JAFのニイサンと検討の結果、正規ディーラーは当てにならない(Mr.ゴーンの力不足か?)ので、去年までルノーを扱っていた現在ブルーライオンに寝返った(笑)店に行くことに・・・ 早朝5時では工場に誰もいないので、ガソリンのしたたる車の中で仮眠(・・・)出社した工場長をとっつかまえてかなりしたでににゴリ押し、修理してもらえることになりました。 で、4〜5日して「できました」の電話。出来上がりは上の写真。新品のガソリンタンク(樹脂タンクは穴だけ塞ぐというわけにはいかないのだ)と、力作の手曲げマフラーが装着されてました。いやいやよかった。 しかし、くるまってガソリンを抱えて凄い速度で走っているわけで、それ自体とても恐い気がします。高温になる排気管と、ガソリンがこんなに近くに置いてあるのって・・・いいのだろうか。 |